夏休み前、ビジュアルデザイン科2年 杉山茂幸君から、フィルム現像してみたい!と要望があり、特別授業として行うことになりました。
広告写真の授業を担当されている鈴木真英先生が、杉山茂幸君と田桐邦生先生に、2日間に渡り、現像液やフィルムの買い出し・撮影・現像までの行程を教えていただきました。
カメラは、鈴木真英先生愛用、マニュアルカメラを貸してくださいました。












杉山君は、フォーカスや露出を全てマニュアルで合わせ、しかも撮った写真がすぐ見れないフィルムカメラでの撮影を通して、昔の人に凄さを感じたようです。
田桐先生は、物理的に写真が出来上がっていく行程を実際に体験できたことで、フィルムにデータにはない「もの」としての存在感を感じたようです。
そして2人とも、真っ白な印画紙に自分の撮影した像が浮かび上がる様子に一番感激したとのでした。
何から何まで自分の意志で撮影するカメラ、カメラからフィルムを取り出し、薬品の温度や浸す時間で写真を仕上げてゆく行程。
自動化されたデジタルカメラでは体験できない、マニュアルフォーカス一眼レフカメラでの撮影と、白黒フィルムの現像に魅せられた、杉山君と田桐先生でした。