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学校イベント・活動

2日目:夏期特別講座2016.8.31

☆2016年8月31日(水)の特別講座
・植物を活かしたガーデンデザイン
・ヌードデッサン(クロッキー)
・紙による可能性の創造
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「植物を活かしたガーデンデザイン」
講師:青木 真理子先生

(Radiant Green Garden代表、ガーデンデザイナー)

講師:青木真理子先生
ガーデンデザインの実績紹介
多肉植物の寄せ植え作り
植える位置を決めます
ペーパークッションなどで飾る
可愛い寄せ植えが完成!

青木先生の実績を通じてガーデンデザインについてお話しいただきました。まず庭をデザインする時は素材の知識が必要です。土壌、植物の特性、土地の気候、そしてお客様の意向を全て把握した上でデザインします。庭は「植えた後がスタート」。数年後に植物がどう育つか予想しデザインするそうです。落葉樹または常葉樹が良いのか、花は何月に咲くのか、日当りの方角はどうか……未来をデザインするには、確実な知識と確認作業が大切なことを学びました
最後は、多肉植物の寄せ植え作りに熱中し、楽しく土と緑に触れました。「好きなことが仕事になった」と言う、先生の生き生きした表情も印象に残った充実の講座でした。

「ヌードデッサン(クロッキー)」
講師:遠藤 賢太郎先生
(山形大学名誉教授、洋画家)
講師:中山 光広先生(画家)

講師:遠藤賢太郎先生
講師:中山光広先生
モデルを囲んでデッサンします
体のバランスを意識して描く
先生がご指導くださいました
書き終わったものを鑑賞
作例を見せていただきました
描き方のヒントになりました

ヌードデッサンは2日にわたって開催されますが、初日はモデルのポーズを何度か変え、繰り返しデッサンのトレーニングを行いました。人体の構造を理解した上で、濃淡を表現することに注力します。描いたデッサンを皆で見た後、一流のデッサンを見て、翌日の木炭デッサンに備えました。

「紙による可能性の創造」
講師:赤間 たつひろ先生
(ペーパークラフト作家)

講師:赤間たつひろ先生
先生の作品。紙のドレスに吃驚
仕事の裏話なども聞けました
ジバニャンの組み立てに挑戦
糊は不要。手だけで作れます
糊なしで立体が完成

赤間先生は小学館が出版した「のりのいらないペーパークラフト 妖怪ウォッチ ふしぎ工作」のペーパークラフトを考えたご本人です。当日は先生のペーパークラフト作品を何点かお持ちいただきましたが、その精巧さに息をのみました。ペーパークラフトは単純に展開図を考えれば良いというものではなく、折り目の数を設計したり、紙の合わせ目を隠すため紙を重ねる工夫を凝らすなど、工学的アプローチが立体になったときの美しさを決めるそうです。
作家活動についてもお話しいただき、なぜ地方で都心の仕事をするのか、作品のアピール方法、キャッチコピーの大切さ、今後の目標など、話題豊富な先生のお話に聞き入ってしまいました。
最後に妖怪ウォッチふしぎ工作のジバニャンを実際に組み立て、形を設計することの複雑さと奥深さ、そして紙の可能性を実感できた新鮮な講座でした。