☆2016年9月1日(木)の特別講座
・映像デザイン
・地方でイラストを描くことの現状と実践
・コロンコーポの見学
・ヌードデッサン(木炭)
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「映像デザイン」
講師:加藤 到先生
(東北芸術工科大学 映像学科教授・ドキュメンタリー映画監督)






映像の成り立ち、仕組みなどの紹介の後、フェナキストスコープの体験、ソーマトロープを作り、絵が動く面白さを体験しました。何作かの映像作品も鑑賞し、それぞれの世界に引き込まれました。いつもの教室が夢の世界に変わった、映像に魅了された講座でした。
「コロンコーポの見学」
講師:萩原 尚季先生(株式会社コロン代表)






山形エクセレントデザインで大賞を受賞した「コロンコーポ」を見学しました。コロンコーポは、パッシブデザイン(エアコンなどの機械を使わず、太陽の光、熱、風などの自然エネルギーを利用し、快適な住まいづくりをしようとする設計思想・設計手法)を取り入れた高気密・高断熱の次世代型集合住宅です。仕事場やゲストルーム、ギャラリースペースを設け、人と人を緩やかに繋げ、東北地方で快適に暮らすことをデザインしています。お洒落な内装、快適な空間、こだわりの家具と器……最高の居心地ですっかり夢心地になってしまいました。家の住みやすさが土地の魅力も引き出す可能性があることを、身を以て知った講座でした。
「地方でイラストを描くことの現状と実践」
講師:菊地 純先生(イラストレーター)






山形でイラストレーターとしてご活躍の先生から、地方で仕事を続けるために「展示会を定期的に行い少しずつファンを増やす」「他の作家と一緒に展示会を開き集客力を高める」「自分の絵を売りたいと思ったらまずは他の作家の絵を買い、そこから気づきを得る」など、さまざまな工夫と努力をお話いただきました。
次に4人1組になって、パステルで10cm四方の枠内に自由に円を描くワークショップに挑戦しました。自分以外の発想を取り入れることにより、想像以上の結果が得られました。協力がキーとなる地方での生き方に通じるものがあります。
最後は先生のライブペイントを鑑賞。あっという間に濃淡がついていく様子を興味深く見つめました。地方での仕事の仕方を学べた講座でした。
「ヌードデッサン(木炭)」
講師:遠藤 賢太郎先生(山形大学名誉教授、洋画家)
講師:中山 光広先生(画家)






2回目のヌードデッサンは、2時間で木炭と木炭紙を使って1枚のデッサンを描きました。
遠藤先生の講義、両先生による実技指導、参考資料などを紹介いただきながら、木炭で濃淡をつけること、人体の魅力を紙に表すことに夢中で取り組みました。