

建築のプロも参加する「山形の家づくり大賞コンペ」で、環境デザイン科2年生の山口祐介(2年・山本学園高校卒)が見事入選し、10月2日に山形グランドホテルにて表彰されました。
山口君の作品は山形に多数存在する「蔵」からヒントを得たもので、室内の壁に伝統的な漆喰(しっくい)を用いつつも、外の壁は全面ガラス張りにする等、現代的な要素も大胆に取り入れた作品です。
山口君は、蔵の素材である漆喰に着目。夏は涼しく冬は暖かく、シックハウスの心配もないこの自然素材こそ、山形にとても合っていると考えました。
また、扉などはつくらず、壁の上部には明かりを取り入れるための窓をもうけて、家全体がつながっているような空間を設計。キッチンを家の中心におく事で、家族のふれあいが生まれ、雰囲気も明るくなることを願って設計しました。
自然素材の優しさと、家族のつながりを大事にした作品です。