6月11日、12日はバスハイク(一泊研修旅行)でした。今年の行き先は東京です。出発から到着するまでの様子をご覧ください。
【行程】
1日目:国立新美術館、六本木周辺を自由散策、帝国ホテルに宿泊
2日目:築地・銀座周辺を自由散策、大谷資料館
数カ所のサービスエリアに寄り、小休憩や食事休憩をはさみながらバスで移動すること約6時間。スカイツリーが見えてきました。目的地はもうすぐです。
ついに到着しました。最初に全員で訪れたのは国立新美術館「マグリット展」。マグリットは、美術系書籍で紹介されることの多い画家です。幼い頃から紙上で目にしてきた絵画を、作者の考えや生き方に思いを馳せながら直接鑑賞できたすばらしい時間でした。また、美術館の建物自体も見所が満載で、建築デザイナーを目指す上でも見るべきところが多数ありました。
鑑賞を終えたあとは自由散策。「NARUTO展」や「藤本壮介展 未来の未来」「山口小夜子 未来を着る人」「はらぺこあおむし展」など数々の展示会を鑑賞しました。
また、隈研吾さんが設計した菓子屋や、TOBICHI(ほぼ日刊イトイ新聞が企画)などたくさんの街並や建物との出会いもありました。夕ご飯を済まし、集合場所に集まる頃には日が暮れ始め、すっかり夜になりました。
歩き疲れた私たちを癒してくれる宿泊ホテルは帝国ホテル。日本を代表する高級ホテルのひとつであり、ホテル御三家とも呼ばれる一流ホテルです。建築家フランク・ロイド・ライトが設計を担当した旧帝国ホテルライト館の建築模型がロビー2階に展示されています。ライト館には大谷石が使われていました。翌日に見学する大谷資料館ゆかりの石です。
ホテルの外の街並もおもしろく、狭い土地を最大限活用すべくあらゆるところに街作りの工夫が見てとれました。
2日目の朝です。帝国ホテルで朝食も楽しみました。人気だったのはホテル17階のインペリアルバイキング サール。日本で初めて“バイキング”という食のスタイルを生みだした帝国ホテルのブフェレストランです。とろけるオムレツの柔らかさに感動も味わいました。
名残惜しいですが、そろそろ出発の時間です。ロビーで別れを惜しみ、バスに乗り込みます。
次に向かったのは築地。ここで自由散策と昼食をとります。付近には歌舞伎座や王子ペーパーライブラリー、クリエイションギャラリーG8、ギンザ・グラフィック・ギャラリーなどがあり、展覧会や商業施設などを自由に見学。
そして昼食はやっぱりこれ!築地で寿司や海鮮丼、生ガキ、焼きホタテなどたくさんの海の幸を味わいました。
最後の見学場所は大谷資料館。まるで地下神殿のような大谷石の採掘場跡です。映画やドラマなどの撮影地として良く利用されています。地上は遥か頭上にあり、光はほとんど入りません。この大きな空間が手掘りで作られたというのだから驚きです。内部の気温は9度。とても寒く、霧がかっていましたが神秘的な雰囲気にみんな大はしゃぎ。石と光で作られた幻想的な空間を満喫しました。
そして山形へ。途中何度かサービスエリアに立ち寄り、軽食や土産を片手に帰路につきました。
刺激とワクワクに満ちた、一流に触れることができた濃密なバスハイクでした。